paper of the week #32

Arch Intern Med — Understanding the Inflammatory Cytokine Response in Pneumonia and Sepsis: Results of the Genetic and Inflammatory Markers of Sepsis (GenIMS) Study, Aug 13/27, 2007, Kellum et al. 167 (15): 1655

Archives of Internal Medicineから
GenIMS(Genetic and Inflammatory Markers of Sepsis) studyからの報告です。

誤解を恐れずこの論文の内容を要約すると

市中肺炎から敗血症を発症した患者しなかった患者のサイトカインの値を測定した結果、敗血症の患者でも同じサイトカインパターンを示すわけではない(いくつかのサイトカインに着目すれば50種類錠のパターンを示す!!)、また高サイトカイン血症が臨床症状の寛解を超えてかなり長く持続する

ということになると思います。

米国の28施設で2320人を対象にした研究です。
市中肺炎で入院した患者を対象とした。
1886人(30%はsepsisを発症しそのうち26%は死亡した)からサイトカイン(IL-6, IL10, TNF-a)の値を測定することができた。
測定は、入院から一週間までは毎日その後は一週間に一回とされた。
市中肺炎で来院した患者の82%で入院した時点で既にサイトカインレベルの上昇が観察された。サイトカインレベルは救急外来に来た時点で最高で以後漸減していくが症状が改善しても高サイトカインレベルが持続する患者もいた。
という結果です。
なかなか興味深い論文で必読だともいます。
同じ研究グループから続いていくつかの論文が発表される予定だそうです。

臨床サイトカイン学でも”「SIRSの本態は高サイトカイン血症である」と自明のごとくいわれるが、その内容はかなり複雑で未知の部分がおおいことをわきまえておくべきである。”書いてあります。

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